みなさん、こんにちは。
コーポラティブハウスの住まいづくりをコーディネートする
暮らす湘南」Web担当Matsunoです。

早いもので、もう1月も終わりとなってきました
いかがお過ごしでしょうか?

最近ちまたで話題の『シェアーハウス』。
シェアーハウスとは、トイレ、キッチン、浴室等の住民同士が共同で利用する共用部スペースがある賃貸住宅のことを一般的にいうそうです。
 

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シェアーハウスの大きな魅力は、『人と人の触れ合い』を自然に創造されていくようなビリヤード台やバーカウンターのあるリビングがあったり、みんなで楽しめるランニングマシンやヨガスタジオが設置されているといった普通の賃貸住居にはなかった新しい繋がりと価値を感じられる点だと思います。

シェアーハウスの紹介サイトひつじ不動産では、前年対比で前年対比で内覧問い合わせが20〜30%くらい増加しているそうです。

7割くらいが女性
シェアーハウスの入居者は、7割くらいが女性だそうで、年代では20代後半〜30代前半が7割だそうです。

なぜ、今シェアーハウスが支持されているのか?
シェアーハウスの入居者は、ほとんどが未婚の単身世帯です。
日本の20代〜30代の男女の未婚率増加もシェアハウスへの需要を大きくしている要因だそうです。
2030年には、単身世帯は40%に達するというデータもございます。


このような人々がこれまでの賃貸住宅には満足出来ず、新しい価値を求めているところにシェアハウスの魅力が合致したと言えます。

加えて2011年3月11日の東日本大震災以来、人の意識の中で風化していた『ご近所づきあいやコミュニティ形成』の大切さが見直されたのもシェアハウスの需要を後押ししている大きな要因となりました。

最近では、より明確な共通点や目的をもった人々で構成される新しい形のシェアハウスも出てきています。


シングルマザー向け 子育て応援型シェアハウス
働くシングルマザーの最大の悩みは、仕事が遅くなったときの子供の預かり先。
そういった悩みを解消してくれる、帰宅時間後に子供の面倒を見てもらえるチャイルドケアサービスや夕食も作ってもらえるサービス付シェアハウスが数少ないですが登場しているようです。
入居者同士がシングルマザーという共通点から子育ての悩みを相談しあったり、子供が病気の際も先輩ママからアドバイスをもらえたりと、精神面での安心感を得られるメリットがあるようです。

留学した気分を味わえる 英語学習応援型シェアハウス
誰でも一度は、習得したい英語。この英語学習を目的としたシェアハウスが都心に多く見られます。
英語や欧米文化を学びたい日本人と日本文化に親しみたい外国人の人々が共に暮らす事によって、通常の生活の中で必要とされるコミュニケーションを双方で学びあうメリットがあります。
異文化の人々が教え、学びあうことをレッスンという形ではなく、普通の生活の中で行えるのは良い経験になりそうですね。


ペットとの共生に特化したシェアハウス
シェアハウスではペットOKとしている物件は、あまり見れません。
建物に対する損傷やペット同士のトラブルなど、普通のシェアハウス運営よりも管理上のリスクが高い為だと思います。ペットとの共生がしやすい住宅設計でリノベーションし、散歩後の足洗い場、水飲み場、そして屋上にドックランスペースを設ける等工夫が満載です。また、ペットが大好きな共通点から自然に住居人同士のコミュニティ形成がされやすいそうです。


シェアハウスに関しては、私も一度経験があります。
アメリカに留学をしていた時ですが、1階が教会のスペースとなっている1軒屋の2階に女の子3人で住んでいました。

アメリカ人、カンボジア人、日本人の構成で約1年半程、生活を共にしていました。
それなりにトラブルもありました
シェアメイトが彼氏を頻繁に連れてきてトイレや浴室を使うので、私たちが使えない。。。。とか、音楽の音が大きいとか、掃除をしないとか、今考えるとくだらなくて笑えるものばかりです。

そういった経験が、今はすべていい思い出です。
なぜなら、人と人が共に暮らし、同じ環境でひと時を過ごすという事は、孤立した生活より数倍も貴重で大切なものだからではないでしょうか。

暮らす湘南が皆様にご紹介しているコーポラティブハウスは、これから住む場所や家というハード面を提供しているだけではなく、『住まい』という場が人と人を紡ぎ合うコミュニティ形成の場となるソフト面を提供している。という事を今回のシェアハウスを調べていくうちに改めて考えさせられました。

経済がある程度成熟した日本においては、今後は精神面での充実や満足感を求める時代になったという事でしょうか。ぜひ、これからも検証していきたいテーマですね。

暮らす湘南のコラムでも一度シェアハウスの特集をした事がございます。
鎌倉にある「二階堂カワモハウス」に関しての記事です。
どうぞ、ご覧ください。ブログ内掲載写真は、すべて二階堂カワモハウスのものです!